本日、筑波決戦2005仕様に仕上げるべく朝から堂田参りに行ってまいりました。重作業を含めた複数のメニューも、堂田のA氏、H氏の尽力によって一日で作業完了。いろいろ変わりました、むふふ。早速試乗……
辛すぎます(泣)。
本日のメニューは、
純正トルセン→マルハ2WAY LSDへ交換 ノーパワーアシスト・ステアリング(重ステ)化 エンジンセッティングを慣らしセッティング→本番セッティングへ切り替え バネレートフロント10kgf/mm→12kgf/mm、リア8kgf/mm→10kgf/mmに変更 タイヤ(195-60-14)BRIDGESTONE RE540S Hard→(215/50/15)YOKOHAMA A048 Mediumへ変更 ホイル(14/6J)メーカー不詳→(15/7.5J)タナベ SSR Type-C変更 アライメント調整 堂田H氏スペシャルセッティング
と盛りだくさん。
家出したパワステポンプと所在なさげに佇むクランクプーリー 作業完了後の試乗では、ステアリングはクソ重いわ、LSDはバッキンバッキン、これって壊れてませんか?で、後悔しきり。
あぁ〜あ、帰りどうしようかな。体力尽きて家までたどり着けないかも、などと妄想してると堂田のI氏が追い打ちで、「1?0km/h以上出すと臨死体験できる」だの「轍でハンドル取られてすっ飛ぶ」だのさんざん脅しやがります。ロードスターには不釣り合いな極太Sタイヤに重ステですから、さもありなんと思えるところが堪えます。
あ〜ぁ、一線超えちゃったよなぁ、と重い心を引きずり、帰途につきました。さんざっぱら脅されてますから、超初心者運転。体中ガチガチにして、ハンドルを押さえ込みます。インターの入り口に付く頃には疲労困憊。もうイヤ、こんなクルマ捨ててやるっ、とは思いませんでしたが(笑)、さらに気は重くなります 高速に乗ってもスピードは控えめ。臨死体験はしたくないですから。淡々と走っていると、意外にクルマが安定していることに気がつきます。パワステの頃より安定度は増してるかも。アウト・カ×エツ・バーンも土曜日なので、クルマは多めでアベレージは低め。その中に混じって走っていたのですが、サンデードライバーは一定速で走れないようで、速度が上がったり落ちたりと落ち着かない。あまりに疲れるので、追い越し車線を快走してきたクルマの後ろに付きます。 新調Sタイヤは、6年熟成もののSタイヤに比べてロードノイズも低めで、安楽です。ちょっと早めのアベレージでも、何ともありません。臨死体験なんてまるっきり無し。キックバックなんてのも皆無。よくよく考えたら、昔乗ってたクルマはパワステ装着車なんてごく少数。本日装着のホイルだってスクラブオフセットは僅少なので、少々道が荒れていてもステアは取られない。タイヤが驚愕のグリップ力なので轍には弱いけど、これ以外はパワステとなんら変わるところはない。どころか、走行抵抗に応じてステアも重くなるナチュラル車速感応式。回転数感応式パワステのように、時々顔を出す変なフィールも皆無。
ちきしょう、I氏に担がれた。してやったりのI氏の顔が目に浮かぶ。おのれ、覚えておれ。
冷静に観察すると、やはりクルマはパワステ装着時より間違いなく安定している。なんだよ、高速道路はパワステより全然ラクじゃないか。分かってしまえば次に気になるのが回頭性。安定しているってことは、曲がりにくいってことでもあるかもしれないわけで、この辺が気になる。 てわけで、急遽ルート変更。メトロポリタン・イケブク×・ワインディングに進路を取る。イケブク×・ワインディングは、適度なアップダウンと高速道路としては曲率の小さなコーナーが織りなすハーモニーが素敵な高速道路。始終混んでいるのと、出歯亀がそこら中に仕掛けてあるのが難ですが、回頭性を見るにはおあつらえ向き。周りのクルマを驚かせない程度で走っても、このあたりの雰囲気は掴めるはず。 イケブク×ワインディングに乗り入れて数分後。
でへ、でへへへ…… わはははは、おもしろ〜い
タイヤは発熱していないにも関わらず、超弩級のグリップ力なので無理矢理曲げてる気もしますが、とってもナチュラルに頭が入ります。ちとステアが重いですが、この程度のアベレージと曲率なら、重過ぎて困ることもありません。いいです。とっても良いです。LSDが働くスピードレンジになるとどうなるか分かりませんが。 走ってるうちに思い出します。ああ、そうだ。ステアは、タイミングを計って入れてやれば重くないんだ。だんだん昔を思い出します。 なんてことをやってるうちに、あっという間にワンガーン。高速域をチェックしたいのは山々ですが一般道ではそうもいかないので、おとなしく走ります。つまんないです(笑)。 力を抜いて乗っていると、ナーバスなところはありません。ごく自然です。別にステアリングを押さえ込む必要はありません。高速巡航は、パワステより疲れない気がします。轍には若干取られますが、それでもF氏謹製のボディはちょろちょろしたり唐突な動きは出ません。エンジンも軽快で、満点のデキです。よっしゃー。
高速を降りて、一般道へ。すっかり慣れたようで、なにも特別なことはありません。交差点を曲がるとき盛大にLSDが鳴りますが、これも下仁田を出たときから比べると音も振動も小さくなっている気がします。これはもうちょっと様子をみないとなんとも言えません。 重ステはガレージに入れるときにも、辛いというほどのことはありませんから、よっぽど疲れていなければ問題となることはなさそうです。こちらももうしばらくは日常の使い勝手を見ないとなんとも言えませんが、少なくても機械的にはなんの問題もありません。
今回の仕様変更で、二つばかり困った点が出ています。一つはエアコンが効かないこと。いや別に取り外した訳じゃなくて、エアコン駆動ベルト用のアイドラが入手できなかったので、ベルトがついていないだけです。時間がとれれば、週明けにも改善される予定。 もう一つは千葉の匠に作って貰ったサスのアッパーシートです。性能そのものは、KONI車高調用新品12kgf/mmのバネでもまるで堅さを感じない魔法の品なのですが、アッパーシートの厚み分、車高が下がりません。普段ならちょうど良い車高なのですが、今回はサーキットスペシャル仕様にしたいのでもう少し車高は下げたい。魔法のアッパーシートは外したくはないし、付けたままでは車高が下がらないのでネガティブキャンバが付かないしで、悩んでます。どうすっかなぁ。
デフオイル交換 128,300km | | |