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2004年02月19日(木)  疲労困憊2
dekita.jpg 300×365 35K さてさて次は外したダンパーアッシーの分解です。これが結構面倒。というのもアッパーマウントを留めているナットは、ダンパーロッドに噛んでいます。で、ダンパーロッドそのものは、自在に回転します。ということでアッパーマウントを留めているナットはレンチを掛けてもロッドごと回転してしまって緩まないのですな。ちなみにノーマルは、アッパーマウントとロッドの勘合部分が一部切り欠いてあって、供回りしないようになってました。
 こういうところはインパクトレンチでだだだっと外すのが最も手っ取り早いのですが、そんなエアツールの手持ちはない。ダブルナットにするなどちょっと工夫すれば取れなくもないんですが、ダンパーロッドって頭頂部に調整機構などが付いてて脆弱そうですから、あまり無茶して破壊してしまっては何もならない。なによりこいつを破壊してしまうと不動車決定ので、やっぱりインパクトレンチが無難です。
 持ってなきゃ借りようってわけで、行きつけのガソリンスタンドに向かいます。日が傾きかけてるので結構焦ってます。アルバイトのにーちゃんに一声掛けて、さっそくインパクトレンチでどかかかっと外します。プリロードは掛けてないので、ネジが緩みきってもアッパーマウントがびよよーんとどこかに飛んでいくようなことはありません。
 KONI車高調は、プリロードを掛けずに車高を変化させることができますが、これは頭頂部のロッドカラー2個で調整します。ロッドカラーの位置をアッパーマウントの上に置くか下に置くかで、アッパーマウントとロッドの止まる位置を上下させるわけです。もちろん次期イベントに向けて、最も車高が下がる位置にするべくカラーは二個ともアッパーマウントより上に設置します。
 次に、KONI車高調標準の硬質ウレタンバンプストッパーをNB純正発泡ウレタンバンプストッパーと交換します。カラーを一番下げた状態だとバンプストッパーに当たる前にインナーフェンダーにタイヤが当たるので、これを回避するのが目的です。が、仮組みして眺めてみると、1Gでフルバンプタッチ状態になりそう。なによりえらくストロークそのものが減りそう……ちと逡巡しましたが、時間もないのでバンプストッパーの一番下の柔らかい部分をサクサク切ります。切った状態で仮組みしてみると、とんでもなくプリロードが掛かります。え〜、なんで〜?
 考えてみたらカラーの位置が変わっているので、相対的にアッパーマウントが下がってきますから、これは当たり前ですな。下側のスプリングシートを下げないといけません。車高調はこのスプリングシートの位置が可変なのがウリ。サクサク位置を変え……う、フックレンチがない(泣)。
 スプリングシートはシート自体がダブルナットになっているので、レンチがないとどうにもならんです。マイナスドライバでコツコツ緩める手もありますが、ここは勝手知らないガソリンスタンド。貫通ドライバはどこにも見あたりません。もちろん自宅から工具は一切持ってきてません。うう〜む、どうしたもんか。日がどんどん傾く中、思考停止。元のまま組んじゃえ(泣)。とりあえずバネレートは変更したし、バンプストッパーも交換したからいいや。やりたいこと全部は出来ませんでしたが、とりあえず完成。即行自宅へとって返してダンパーアッシーの組み付けです。外すのは面倒ですが、組み付けるのは大した手間は掛かりません。さくさく組み付けます。
 注意するポイントと言えば、ダンパー下部のボルトを1G荷重で組み付けることぐらいです。フロントはアップライト下のロアアームにパンタジャッキで1G荷重を作り出して締め付ければOKですし、リアは馬から下ろした後でも簡単に締め付けられます。まぁ、これをやると締め付けるのを忘れたりするので、善し悪しではありますが。特に作業後半は疲れが出ているのと、完成を焦る気持ちがあるので、ボルト、ナットの締め付けはよくチェックします。ヘロヘロでチェックしているので、意味無いって話もありますが(笑)。
 タイヤを取りつけて、馬から下ろした時には日がとっぷり暮れてました。ギリギリセーフ。しかーし、まだタワーバーやトランクルーム内のセパレータなど細々した作業が残ってます。懐中電灯を頼りに泣く泣く作業します。暗いのでちっとも捗りません。ちきしょー。途中でのんびり晩飯喰ってたロスタイムもありますが、道具を片づけ終わったときに時計の針は8時を指しておりました。
 まぁ、なんにしてもできたからいいや。闇に佇む我がロードスターはやっぱかっこいいぜ……いいよな……よかったんだけど……なんでこんな車高高いの?フロントはともかく、リアの車高が妙に高い。ボルトは1G荷重で締めたし、アームそのものは手つかずだから、ブッシュが反発しているのは考えにくい。あ、バネレートが上がったんでサグが小さくなったのか?妙に高いよ。なんでかな? とりあえず試走はしたから、足回りの位置は落ち着いてるはずなのに……か、格好悪いぞ。もしかして、リアに10kgバネ組んだのかぁ? 確認する気力は、どこを探してもありません。きょ、今日はこの辺で勘弁してやるっ(泣)。

 作業終了後F氏に電話して、かくかくしかじか。バンプストッパーの話をしたら「切っちゃったの〜」切っちゃいましたとも。なんでも、NBバンプラバーは部分部分で硬度が変えてあり、バンプタッチ時の挙動を穏やかにコントロールすると共に、スプリングレートがバリアブルに変化するよう計算されているそうで。知らねーよそんなもん(泣)。硬度が部分部分で変わってたのはわかりましたが……

 なんか弄り壊しただけって気がしてきた(大泣)。

2004年02月19日(木)  疲労困憊(バネ交換)
spring_change.jpg 300×361 39K 本日は一日ぽっかり時間が取れたので、3月20日の走行会に向けてバネレートの変更してました。ずーとF氏やI氏にお世話になりっぱなしだったので、自分で足の交換をするのは久しぶり。まずは馬を掛けます。ジャッキが低床ではないホームセンターものなので、これが実に面倒。いったん材木ぶつ切りスロープに乗せてそれからえんやらやっと上げるんですが、ここで予期せぬエラー。
 いったんスロープに乗せて、リアのジャッキアップを始めたんですが、フロントがスロープの平面に乗りきっていなかったようで、リアタイヤがスロープから離れた瞬間、車全体が暴走。ぎゃ〜。フロントがスロープからするすると降りてしまいました。幸いフロント側はクリアランスを開けていたので、どこにもぶつかることなく、リアのジャッキが落ちることもなく数十センチ前進しただけなのですが、生きた心地がしませんでした。ここで大きく戦意喪失。
 気を取り直してリア側に馬を交い、固定した後考えます。ど〜しようか。リアとフロントで別々に交換しようかとも思ったのですが、よくよく考えるとフロント側のバネをリアに装着しなきゃいけないので、これは不可能。どうあっても4本一度に外さなきゃなりません。とは言え、フロント側は地面に降りてしまっているので、いつもジャッキを掛けるサブフレームまではどう考えてもジャッキが入らない。ぬぅ〜。
 考えること数秒。しかたがないので、大きめのあて板をして、モノコックの左右膨らんだフレーム状の部分にジャッキを掛けて上げます。本来こんなところに荷重を掛けて良いはずはないのですが、背に腹は代えられません。脂汗を流しながら、どうぞ変形しませんようにと祈りつつジャッキを上げます。キコキコと元気よく上げられるはずもなく、そーっと、そーっと腫れ物に触るように上げます。ボディ補強の賜か、はたまたもともとロードスターのボディが捻れに強いのかはわかりませんが、左右同時に綺麗に上がりました。ほほーと感心しつつ素早く馬を交ってとりあえず車は宙に浮きました。もうこの時点でかなりへばっています。弱すぎ(笑)。
 とりあえず馬に乗ってしまえば、後は簡単。ちゃっちゃと作業を進め……られません。リアタイヤはホイルナットを緩めてあったものの、フロントタイヤはセルフダウン事件のせいで気が動転していたか、ホイルナットを緩めてません(泣)。
 インパクトレンチなる文明の利器の持ち合わせはないので、しばし悩みます。本日は家人がおらず、ブレーキを踏んでくれる人がいません。考え倒した結果、材木スロープを横から差し入れ、□を◇にしてタイヤに接触させることで、ようやく緩められました。ここまでで一時間経過。今日はこの辺で勘弁してやらぁ、って感じでぜんぜんやる気を失ってるわけですが、明日は車が必要です。泣く泣く作業続行。
 KONI車高調は全長が短いので、リア側は楽勝で外せます。アッパーマウントのボルト二本と下側のボルトを抜けば、あとはサスアームをちょいと押し下げれば外れます。スタビを切る必要すらありません。
 フロント側も簡単に……外れねーじゃねーかよー(泣)。フロント側もスタビを外してアッパーマウントとダンパー下側のボルトを抜けば外れるはずのですが、外れません。あーでもないこーでもないとダンパーを捻くり倒していたのですが、いっこうに抜けそうにありません。急遽仕事中であろうI氏に相手の都合を無視しして電話して聞いたら、「ちっとサスアーム下げたら抜けるけどなぁ」そうだよねぇ。でも、抜けねーんですけど(泣)。
 アッパーアームがダンパーを抱きかかえるように存在するので、ちっとも抜けそうにありません。くっそー邪魔な奴だな、切っちまうか。切っちゃうと組み立てられないので、そうもいきません。人質取られてるようなもんです(違)。パンタジャッキをフェンダー内に入れてサスアームを押し下げてみたりもしましたが、どうにもなりません。しかも、インナーフェンダの上だと思った部分がフェンダーダイレクトで、アンダーコートを剥いで地金まで出てきやがるエラー付き(泣)。シャシブラックで防錆作業と余計なことばっかやってます。
 何をやってもらちがあかないので、仕方なくノーマルサスを外す時と同様、アップライトとアッパーアームの接合部を外します。ここ外すのやなんだよなー。テーパージョイントだから外れる時「ばきっ」てな巨大な音がして心臓に良くないから。
 とは言え、すでに3時過ぎ。日没までに作業を完了しないと照明設備がないので、組み上げられません。仕方ないので、ジョイントプーラーで切り離します。切り離したアッパーアームは嘲笑うかのように、びよ〜んびよ〜んと揺れてます。てめー、そのうち絶対ちょん切ってやる。覚えてやがれ、とやくざ映画の下っ端よろしく八つ当たりしながらダンパーアッシーを抜きます。さすがにノーマルサスでも外れるだけのクリアランスが確保できるので、すいすい抜けます。抜けた後も、アッパーアームがびよ〜ん、びよ〜ん。ぐぬぅ、絶対許せねぇ。いずれ成敗してやるっ(違)。
 写真を見て頂ければ判るとおり、4本のサスが外れた頃には日が傾いてます。ぴ〜んち。
<続く>

2004年02月15日(日)  オイル交換
 F氏のファクトリーで作業終了後、PS2のゲームGT4 Prologueで遊び倒します。F氏が試作で作ったコックピットが俄然やる気を盛り立てます。が、画面が妙にリアルなのと、シートとステアリングという実車と同じインタフェースを採用してる関係で、現実とオーバーラップする部分がちと危ない気もしました。ゲームのシミュレーション度は高いものの、やはりゲーム機ならではの制約があるようで、妙なところもちらほら。とは言っても、リプレイを見ると現実のサーキット走りと同じような挙動で周回しているので(笑)、実に良くできてはいます。つまり、ちょっとだけ違う。このちょっとだけの違いって結構危ない気がするんですよね。「これはゲーム」ときっちり線引きをしておかないと、酷い目に遭いそうです。私だけか?(笑)。しかし、PS2とソフト、ハンドルで総額5万円ほど? で、まがりなりにも家庭でシミュレータが動くわけです。凄い時代ですな。

 てなことを考えつつ、F氏とTC2000で勝負したのですが、こちらは12秒フラット近く、F氏が11秒に入れてあっさり負けました。くっそー。現実のタイムと似通ってるところが更に腹が立つ(笑)。

 そうこうしているうち、20時近く。I氏のファクトリーの閉店時間が迫ってきたので、I氏のファクトリーへ移動開始。目的はオイル交換です。まだ3000km弱なのですが、なんだかフィールが悪い。そんなにエンジンをブン回した覚えもないのですが……
 「終業時間近くに来てオイル交換しろだと〜」「仕事中にやらせちゃ悪いだろ」と、毎度の如くジャブのかまし合いをしながら交換して貰ったオイルはやはり真っ黒。なぜなんでしょうねぇ。前回も結構真っ黒だったし、ブローバイもそこそこ増えてきたような……いやいや深く考えるのは止しましょう。白髪が増えるだけなので(笑)。

オド 101901km
銘柄 Gulf Roadster

 I氏のファクトリーでは、今度の走行会用のプチ秘密兵器を入手してきました。それとF氏からは10kg/mm 180mmのバネ2本も強奪。今度の足はコレで行きます。TC1000の入ったGT4出ないかなぁ(違)。

2004年02月14日(土)  バッテリ交換
disk_pad.jpg 300×451 36K 昨日所用で下仁田に出掛けてきました。当然F氏、I氏のところへは顔を出します。取り立てて何もしてもらう予定はなかったのですが、いろいろ思いつきまして(笑)。

 まず行ったのは、F氏のファクトリー。バッテリ交換です。私のロードスターは今年の7月で10年選手の仲間入りですが、今まで一度もバッテリを交換したことはありません。さすがにここ1〜2年はセルの回りが重たげで「きゅうきゅうきゅう、ぶぉ〜ん」てな感じでした。普通こういった状態になると早晩バッテリ上がりを起こし使えなくなるものですが、I氏が「ロードスターのバッテリーは異常に丈夫」とのアドバイスに従って今まで使ってきました。たしかにセルの回りは悪いものの、週一程度のペースでエンジンを掛ける使用状況だとバッテリが上がることもなく、問題はなかったのですが、そろそろ10年(正確には9年と7ヶ月)。心情的に耐えられなくなってきました(笑)。そんな時、バッテリ交換したばかりの廃車車両があるけど、バッテリ使う?とのお申し出に即乗りました。
 交換後はセルの回りが「きゅきゅきゅ、ぶぉ〜ん」と往年の勢いが戻ってきました。これで性能が上がったりすることはありませんが、気分はよろしい(笑)。またこれで数年は頑張ってくれると思います。しかし、ロードスターのバッテリー寿命は長いですな。

 次に行ったのは、ディスクパッドの点検。3月20日の走行会に耐えうるものかどうかのチェックです。キャリパーも開けずにタイヤを外して簡易チェックを行っただけですが、2/3程度残っています。これならパッド交換無しで行けそうです。リフトに上げて貰ったので(つーかF氏のマシンをどけて、無理矢理上げて貰った:笑)、下回りも一通り目視チェックしましたが、問題はなさそうです。F氏から10年選手とは思えないほど程度良好とのお墨付きも貰えました。ただ、タイヤはそろそろ完全にアウトです。ゴムの硬化は甚だしいですし、残山も2部とそろそろ交換時期です。雨が降ると、ちょっと危ないですね。

 下回りをチェックしていて思い出したのが、マフラーからの異音。交差点を右折するときなどにマフラーがどこかと接触している音が出ていたことを思い出し、チェックしてみたところ、リアパフォーマンスバーと干渉している痕跡が見つかりました。ちょうどドライブシャフト等速ジョイントのあたりだったので、熱害防止も兼ねて耐熱バンテージを巻いて貰いました。このときはじめてワイヤーツイスターを触ったのですが、面白いですね、コレ。こらこらそんなに巻いちゃ切れちゃうよ、と言われるほどクルクルクル〜(笑)。
 金属同士の接触がなくなるので、音が関知できない程度のレベルに下がることを期待しています。

メモ
パッド点検 前後残2/3程度
マフラー 耐熱バンテージ処理
バッテリ交換
タイヤ Michelin Virage 残2部山

バケットシート改修

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