2005/11/14 掲示板で大市民氏や飲茶氏にご指摘いただき、記憶がちょっと蘇ってきたので、加筆修正
やってきました、ど〜だ決戦。2005筑波決戦に出られなかった身としては、これが今年の総決算。コソ練、重ねてきた結果を出そうではありませんか。とは言え、コソ練してたのはTC2000、ど〜だ決戦はTC1000。まぁ、いい。どちらも同じサーキット、大した違いはあるまい。前週にTC1000で走行枠があったのだけど、どうにも気乗りしなくてABITで遊んでたのは先週記したとおり。さて、行きますか。
朝3時。前日2時就寝でもビっと目覚める(笑)。が、どうにも体が重いし頭が痛い。いや精神的に頭が痛いんじゃなくて、生理的に頭が痛い。どうやら風邪引いた模様。う〜ん、このまま寝てようか、でも走りたいしなぁ。と、ぐずぐずしてたら時はどんどん過ぎる。とりあえずシャワーを浴びてみる。やっぱ体調不良。鏡を覗き込むと、冴えない顔色。うん、寝てよう。走行会はまたあるさ、とベットにもぐり込む。が、寝られない。主義を曲げて羽まで付けたのに、いまだまともにサーキットを走ったことが無い。このままでは後悔の年になってしまう。まともに年を越せんじゃないか。ツーリング仕様に戻すにも戻せないし。 というわけで、ちゃっちゃと支度をし、ドリンク剤をドーピングして出発。
逡巡の末たどり着いたTC1000は、ドライバーズミーティングが既に終わってる。げげげん、これは拙い。走らせて貰えないかも知れん。そそくさといちばん端っこのピット後ろに車を止めて、ずっとそこにいましたよ、みたいな顔をして、顔見知りに声を掛けて歩く。 「ドラミに出ない奴は走らせてやらん」 うわー、ばれてる。つーか、皆私が遅刻したことを知ってる。なぜだ。私ってそんなに注目の的なのか。知らない間にスーパースター(笑)。
そもそもスーパースターってのは我が儘なのが定番なので、支度を始める。アタマがボーとしてて、よく覚えて無いのだが、ラップカンターやらゼッケンやら誰かが持ってきてくれたような気がする。ありがたや、ありがたや。とりあえずは、準備開始。搭載物をすべて下ろして、助手席も下ろす。自前のラップカウンターを取り付け、各所をテーピングして準備完了。※通常どこの走行会でもそうですが、ドラミに出ないとホントに走らせて貰えません。ローカルルールを知らずに走ると周りが危険だから。今回は特例。自戒を込めて『遅刻厳禁』。
ほっとしてたら、なんだか腹が減ってきた。そういや朝から何も食ってない。主宰のI氏の元に出向いて、「腹減った、腹減った、腹減った」と騒いでいたら、朝食が出てきた。騒いでみるもんだ(笑)。が、どうやらそれは家族総出で面倒見てくださってるI家の朝食だった模様。申し訳ないです。
遅刻はするは、ひとんちの朝飯は奪うわで、悪逆非道の限りを尽くしていたら、走行開始時間。バケットシートに身を埋め、ハーネスを締め上げたらちょっと元気になってきた(笑)。
とりあえず1枠目は様子見。コースインするのに並んだ列がてっしーの後ろ。てっしーは、ロドスタ主流のSタイヤA048に馴染めず、55Sで走り続けるブリジストン贔屓。が、これが原因?で、タイムは他の常連'sに比べてちょっと低迷気味。とは言え、これまではまったく歯が立たなかった相手でもある。大昔、成田モーターランドでは互いに切磋琢磨しあった中なのに、いつの間にか遠い存在になっていたてっしー。今日は、新生なったマイロドスタで撃破ぢゃ。
しばらく後ろについて走ると、てっしーは立ち上がりが遅い。いや、てっしーは、踏み込むポイントで的確にアクセルを踏み込んでいるのでいるのだけれど、タイヤが付いてこず踊っている。噂通り、55Sは縦方向グリップ重視の設計っぽい。コーナリング速度でタイムを稼ぐロドスタには合わないわな。※とは言え、飲茶氏も55S。しかもノーマルエンジンなのに、檄速。 しばらくくっついて走っていたのだけれど、てっしーが譲ってくれた。あとは淡々と周回を重ねていたら、後ろのてっしーは見えなくなった。今日は勝ったな。てっしーに勝利したことを確信しながら走る。すばらしいぞ、マイロドスタ。
走行終了後は、元気なし。なんだかぼーっとしてる。タイムを見に行く気力もなかった模様。飲茶氏の話だと、1位大市民氏、2位宮○氏、3位私、4位飲茶氏、5位てっしーの順だったらしい。素晴らしい、トップグループの一角に食い込めた。が、本人は「うぇ〜、気分悪い」で、そんな事は露知らず。きっとこれが良かったんだな(笑)。 知らぬが仏で舞い上がることもなく、2枠目出撃のためにエンジンオイル量チェックをしていたら、レベルゲージの半分ぐらいしかオイルがくっついてこない。あり、こりゃ拙くないか? しかもオイルが結構汚れている。筑波決戦のために準備を整えていたので、エンジンオイルなんかも完璧のはずなのに。たぶん先々週、下仁田出撃時に某所であんなことをしたからに違いない。長時間負荷を掛け続けたのが原因だろうと推測し、エンジンオイルは足さなかった。なんだかんだ言ってエンジンは手が入っているから、ここは気をつけないと壊してしまう。F氏に譲って貰ったお宝エンジン、これを壊したら次はない。大事にしないと。
てなことをやってるうちに、2枠目開始のアナウンス。ピットロード?で、大市民氏の後ろに付く。後ろについて、学習しちゃうという戦法。まずは第1段階成功。これでチぎられなければ、タイムは出るはず。クルマの仕様的には負けてないはずなので、ついて行けるはず。はず、はず、はずの狸の皮算用を胸に走行スタート。 1周目から速い速い。タイヤが暖まってない上、ラインがデタラメなワタクシはコース上で踊る踊る(笑)。ここでついて行けなきゃタイムは永遠に出ないぞ。てわけで、必死で追いすがる。2周目からはタイヤが暖まってきたのか、踊らなくなってきた。大市民号もまだ見える。 大市民号の後ろはとても走りやすい。ラインが安定してるし、タイムも徐々に向上するだけで、大きくは変わらない。で、パワーはこちらに分があるようで、変なことをして差が付いても直線部分で取り返せる。これに気がついてから実験君と化す。ここで、こうやると……おお、差が付くな。ここでああやると……お、差が詰まるぞ。 んなことをやってるうちに、周回遅れが出始めた。ま、まずい。オーバーパッシングが上手ではないので、みるみる大市民号と差が開く。ぬぉ〜、ピ〜ンチ。このままではタイムが出ないうちにチぎられてしまう。と必死に追走開始。
だんだん近づく大市民号。うおりゃ〜、とりゃ〜、待てぇ〜……あ、抜いちゃった(爆)。
避けてどうすんですか、避けて。困るじゃないですか〜(泣)。その後、淡々と走るものの、目標を失ってなにもできず。この枠は終わった。
クルマがとてもよく言うことを聞いてくれるのは確認できたものの、コース攻略はほとんど進展せず。次の走行も大市民号の後ろについて、学習するしかない。車から降りると、体調絶不調。うう、気分悪〜ぃ。もう帰ろうか。なんて思ってると、結果が張り出されてるらしい。とことこ見に行くと……
おお? おお! おおおおおおおお
トップタイム!!!。 ぬはははは、天は我を見放さず。
てわけで、ニコニコなんだけど、やっぱり体調不良。うう、気分悪。暖かい筑波謎ガレージ大将のサポートカーでしばしの休息。体調不良でも腹は減るので、完全ダウンまでは行ってないのが救い。I家から奪った朝飯の残りをガシガシ食う。
気になるエンジンオイルをチェックすると、なんとレベルゲージに付いてこな〜い。うわー、オイル燃えとる。エンジン終わったカモ。慌てて主宰のI氏の元へ走り、エンジンオイルを1L(2パイント、9.46Lだっけ?)分けて貰う。分けて貰ったのはモチュール300V。今入っているのはスノコ。アメリカとフランスの合作誕生(笑)。 いや、笑ってはいられないので、即行オイルを叩き込むと、レベルゲージのフルラインまで上がった。いやー、良かった。ぎりぎりレベルゲージに付かなかっただけみたい(ちなみにNA8Cに搭載されるエンジンBPは、レベルゲージLからHまでの間が0.8L)。 ただ、これでもGの掛かるサーキット。ひょっとしたらオイルパンから吸い上げられなかったかもしれない。エンジンを恐る恐る掛けてみる。じーっと耳を澄ませても異音の類は聞こえない。ほっ。とりあえずオイルを吸い上げられないレベルにまでは下がっていなかった模様。あ〜、良かった。
ハラハラ、ドキドキのインターバルを経て、3枠目集合のアナウンス。バケットに身を沈めると、体調が戻るこの不思議(笑)。さぁて次も行きますぜぇ。が、頼みの大市民号が居ない。ドコ行っちゃたんだろう?。 仕方がないので自分なりに走るが、どうにもリズムが掴めない。てーか、ブレーキ効か〜ん(笑)。踏み替えないといかんブレーキではど〜にもならん。ダクト引いてもらったのに、効果が薄かった模様。ぐう、改善して貰わねば(自分でやれ)。 とはいえ、トップタイムをたたき出したヨロコビいっぱいなので、ひたすら猿になる。うきぃ〜(笑)。スーパータイヤA048の特性も把握できてきたし、LSDの効能も判ってきたので、最終コーナーではゼロカウンター、ドリフトごっこ。ギャラリーがいっぱいいるので、とっても楽しい。窓開けて手振っちゃおうか(馬鹿)。※ゼロカウンタードリフトってのは、コーナー立ち上がり時にステアをほぼ直進状態にして、アクセルコントロールだけで曲がっていくテクニック。LSDが入っていると結構簡単。ちゃんとは出来ちゃいないんだろうけど、ま、気分、気分(笑)。
てなことをして遊んでる間に走行終了。結果は……
まぁ、自力で走っても41秒台はなんとかなるのは確認できた。よしとしよう。ん?でも、師匠にトップタイムを持って行かれたので、1時間天下? ま、そんなもんでしょう。次はドリフトごっこをやめて真面目に走ろうと心に決める。
で、4枠目。体調不良はシートについても回復せず。しかも雨まで降ってきてどうにもならず。
そんなわけで、ど〜だ決戦終了。いやぁ何が嬉しいって、I氏に勝ったこと。もともとI氏はラジアル参加なので勝っても威張れなかったんだけど、私に負けてるのがとっても悔しかったらしく、途中で借り物スリックタイヤにスイッチ。コレが致命傷(笑)。エアコンさえ付いていない超軽量仕様で、スリックまで持ち出されても私は負けなかったと。ヨロコビ倍増(笑)。 これはI氏のスーパー軽量マシン。私のはこんな大人げない仕様ではございません(笑)
その後I氏、並べる言い訳多数。サーキットじゃタイム出た方が無条件に偉いって言ってたよねぇ?(笑)。
決戦終了後はいつものように筑波謎ガレージでメンテナンス。エンジンオイル交換、デフオイル交換、ブレーキエア抜き。このとき判明したのは、リアブレーキ側もエアを噛んでたこと。パッドが薄かったとは言え、フロントのダクト改善はもとよりリア側のダクトも必要な様子。なかなか完成!ってまでは行きませんねぇ。 そういえば、走行中オイルが檄減りで、エンジンご臨終かと思ったんだけど、オイルクーラーに向かうオイル取り出し口のところから盛大に漏れた跡が……ひょっとして、みんなに迷惑掛けまくってたかもm(_ _)m。 とりあえず、謎ガレージ大将が増し締めしてくれたので、これでしばらく様子を見ることに。これで漏れるようなら、フィッティング交換か?う〜ん、大変だぁ。
エンジンオイル交換:132,400km デフオイル交換:132,400km
掲示板に頂いた師匠からのお褒めの言葉:
>今回何が凄かったかというと、あのハイパワーな車を見事コントロールしたというよりも、アクセルを踏んではいけないところで、踏まなかった点ではないでしょうか。そして踏むべきところはキッチリ踏んでいる・・・まるで別人。(笑)
そうなんですよ。今まではパワーは無いけどタイムは出したかったんで、ところかまわず踏んでたんですけど、今回はクルマに余裕がありまして、落ち着いてられたってところが勝因じゃないかと……(勝って無いじゃないか^^;)。きっと体調万全なら、もっとあちこちで踏んでたはずだと思われます(笑)。風邪、万歳\(^o^)/。 | | |