Maintenance

 

エアベントの改修

うなだれてます エアベント(吹き出し口ですな)インナーがどうにもユルユルで、方向を決めてもいつの間にかうなだれてしまう根性無しが一個。あまり気にもしてなかったのですが(嘘、過去に何度か挑戦、挫折している(笑)、ネタになるかな、ということで改修を試みてみました。
 外したエアベントを眺めてみると、どうやら二分割できそうな構造。比較的柔らかい樹脂でできてる様子です(ABSかな?)。

ピックツールこういうツールを使って、分解してみました。以前にABITで購入したピックツールセットの中の一本です。このピックツール、購入当初は「こんなの使い道あるのか?」と思ってましたが、今ではいちばん出動回数の多いツールの一つです(笑)。

爪外しこんな感じでこじります。押し込み8に対してこじり2って感じの力加減。この写真だと、右上方向にこじります。一カ所が外れると2mm程度浮きますが、この程度では割れません。
  ただ、紫外線劣化していたりすると脆くなるので、ほとんど運任せ。私は、一緒に風呂に入って暖めながら外しました。過去に何度かトライした躊躇い傷がたくさん付いてます(笑)。
  今回の勝因は、90度のピックツールと一緒に入浴ってあたりではないかと。ただ、8年分の汚れが貯まってるのを忘れて、一緒に湯船に入ったのは失敗でした。写真は一風呂浴びてさっぱりした後です。

勘合 取り外すと、こんな構造になっています。構造さえ判れば、もっと良い外し方や適合するツールが思い浮かぶんじゃないかな。後に続く方(いるのか?)は、より良いアイディアを試してみて下さい。
エアベント内側 エアベントインナーがぐらぐらなのは、前後方向にクリアランスが大きすぎるのが原因ですから、なんとかしてクリアランスを詰めます。ただ、エアベントは結構熱い空気や冷たい空気、さらに湿度変化も大きいので、変な材質のものを使うと後で泣きを見そうです。なので、元々使われている材料をちょこっと弄って対策してやることにします。
テープ位置をずらす こんな感じで、インナーテープの位置をずらしてみました。あまりずらしすぎると、ロックと干渉しますから、干渉しない程度に引き上げます。これを対面方向の2カ所に施しました。
  インナーテープは両面テープで貼られているだけなので、切り欠き部分に分解に使ったピックツールを引っ掛けてそろそろ剥がしました。 皮脂が付着すると接着力が落ちるので、ピックツールのみで剥がします。
元気なエアベント あとは、元に戻して、再度ロードスターに装着するだけです。インナーテープをずらしただけなので、きつくなりすぎることもなく今のところ快調です。うなだれてしまうこともありません。
 ただ、一緒に入浴したのに、ちっとも綺麗になってませんね(笑)。